ドコモ、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の予約受付を開始
5月15日よりNTTドコモは新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の予約受付を開始した。
この料金プランは6月1日より提供開始となるが、何といっても注目すべきは国内初の国内通話の完全定額制だ。
「カケホーダイ」は「誰とでも、何回でも、何時間でも」、「他社のスマホやケータイにも」「固定電話にも」かけ放題になるという夢のような料金プランだ。
現在ドコモが提供するXiカケホーダイはドコモ回線にカケホーダイであったが、他社は20円/30秒だった。
また、ある会社が提供する他社にもカケホーダイは一回あたりの時間制限や、発信回数の制限があった。
これらは、他社回線に繋ぐ際に接続料がかかるからだ。
これらを聞くとあとがドコモが捨て身のプランを提供したように感じるが、もちろんそんなことはない。
ある記事(布施 繁樹さん「通話定額で赤字は出ない!NTTドコモの計算されつくされた巧妙な儲かるプラン設定」)で検証されているが、ドコモがプラスになるようになっているし、使わない人でも基本料が一律にとられるのだ。
…しかし、普段使わない人が定額だからと他社に繋ぎまくり、計算違いが起きたりして(笑)
ちなみに、現行のXiトーク24であれば1400円(税別)であったが、カケホーダイは2700円(税別)と基本料はあがる。
そして現行のプランは8月31日をもって受付が終了する。
あまり通話しない人や、一応番号を持っていたいと言う人でも9月以降、新規契約する場合は2700円(税別)かかるのだ。
慎重に考えて契約しなければならない。
ちなみに、どのくらいからプラスになるか楽天などを含めて検証した記事(Nakano Yayoiさん「ドコモの通話定額プランはどれだけお得? – 格安通話サービスと比較してみた」)も存在するので、ぜひ確認してほしい。
「パケあえる」はいままでここの通信端末(Simカード)ごとに料金プランを契約し、それぞれで通信制限が存在したが、シェアパックというものを契約して、家族で一つの契約をすると言うプランだ。
利用者(家族)が多いほど、新料金プランの方が安くなる。
もちろん、一人用などのプランなどもあるので、それぞれのケースに応じて、確認してもらいたい。
これからは一人一台スマホ・ケータイをもつだけでなく、例えばタブレットやポケットWi-Fi、ゲーム機など、様々なものをインターネットに繋ぐ社会が本格化する。
日本はフリーのWi-Fiスポットが少ないので、必然的に通信事業者などと契約するかテザリングなどを使うことになる。
新しい料金プランはそんな社会にあった料金プランなのかもしれない。
ちなみに、ドコモインフォメーションセンター(0120-800-000、ドコモの携帯からは151)やドコモショップに問い合わせると現在ドコモと契約している方は最適な料金プランを紹介してもらえる。
利用者でなくても、質問に答えてもらえるし、どのプランがおすすめか教えてもらえるだろう。